確かに一部の歯科医師には、絶対こいつは儲けを中心にインプラントを考えているんだろう、というのはあります。私は、某インプラント研究所というところに勤務した経験がありますが、そこも相当ひどかった。

それでも僕は患者を家族と同じだと思って治療しているから、必要もない抜歯をするなど考えられません」

 

家族という考え方はとてもいいと思いますね。私は若い先生方が見学に来るといつも「誰に治療してもらいたいですか?」と聞きます。

大抵の新人歯科医師は「先生に見てもらいたいです。」と答えます。

でも、私はいつも「それは正しい答えではないよ。」と言います。

「自分が自分で診てもらいたい歯科医師になりなさい」と言います。それは全て治療の中身を知っているわけですから自分が自分に診てもらいたいと思わなければ勉強も向上心もそのまま止まってしまいます。

気持ちの上でも歯科に情熱をかけてもらいたいですね。

これからの時代、まだまだ歯科は沈んでいますが、それ以上に熱意だけはしっかり持ってもらいたいとこれからの世代の人たちに思っています。