13日にこんな記事が出ました。

歯科医師が2029年に約1万4000人過剰となるという推計を厚生労働省がまとめた。厚労省は文部科学省と連携し、歯学部定員の削減や国家試験の合格基準引き上げを検討する。

 

歯科医師は14年で約10万人おり、20年間で約2万人増えた。開業する歯科医師も多く、診療所数は約6万9000で、「(5万店超の)コンビニエンスストアより多い」と指摘される。競争激化から診療所の経営が厳しさを増す中、不必要な診療が行われたり治療が長引いたりする懸念がある。

 

 

ですと。

歯科医師過剰にしたのは国。元々は歯科医が少ないという事で大学を沢山作り、学生の募集も過剰になった。といいます。本当のところは歯科医師を増やして求心力を無くすというのが狙いでしたが、誤算は増えすぎた事、そして高齢社会が急速に進んだ事ですね。

これから歯科医になろうと考える人はかなり少なくなりそうですね。特に国家試験合格率の低い学校は今後卒業しても歯科医にはなれない。なれなかったらどうするか。歯科大学はいわば専門学校と一緒ですから歯科医にならなければなんの意味も持ちません。

そして過剰になれば週刊誌で書かれているようなエセ事が本当に多くなりそうですね。

今よりもっともっと理性が必要になりますし、卒業してからさらに勉強をしなくては(経営の勉強じゃないですよ。)歯科医として生き残っていく事はとてもむずかしいでしょうね。

ただ、多くなればみんな勉強して歯科医師として残るか、そのまま歯科医師ではなく違う道を行くのか。2人のうち1人は国家試験に受からない、もっというと3人に1人しか受からない時代が来ます。歯科医師にならず、何の道がひらけるのでしょうか。

本当に難しい時代に突入しました。