インプラント

インプラント治療について

implant-compare011インプラントとは、虫歯や歯周病、外傷によって歯を失った場合、失った歯の部分にチタン製の人工根(インプラント)を顎骨に埋め入れて歯本来の機能や見た目を取り戻す治療方法です。

歯を失った際は、ブリッジや取り外し可能な義歯など他のも手段はありますが、インプラントは、咀嚼しやすい、喋りやすい、見た目が良い、固定がしっかりできる、他の歯を削ったり負荷をかけることがない等、たくさんの優れた点があります。

そして、これまであった歯と同じような役割を果たすので咬む力を分散させて、残っている自分の歯を守る事になることも大きいです。

こんな方におすすめです!

  • 義歯・入れ歯が合わず噛めなくて悩んでいる方
  • 義歯・入れ歯のバネが気になる方
  • 健康な歯を削るのがなんとなく嫌な方
  • 咬み合わせに違和感を感じている方
  • 残っている歯を生涯大切にしたいと思っている方

欠点としては、インプラントを埋め込むための手術を受ける必要があるため全身状態が良くない場合には適用が難しいこと、治療期間が長いこと、保険適用外(自由診療)であることがあげられます。また、骨の状態により治療が困難であったり、手術の方法が変わることがあります。

費用について

インプラントは保険適用外になるので自由診療になります。

手術代:¥270,000(税込)
骨を増やした場合、追加で+¥20,000〜¥80,000になります。

最終的な補綴(ほてつ)や手術方法によって切歯(前歯)部、犬歯部、臼歯部で費用は異なります。お見積り含めまして、ご相談頂ければ幸いです。お待ちしております。

よく頂くご質問

治療期間はどのくらいですか?

インプラント治療においては治療開始から終了までの期間は個々の症例によって異なります。顎の骨にインプラントを埋めてから、インプラントに骨が結合するためには一定の期間が必要です。下の顎ではまる3ヶ月、上の顎では6ヶ月経過観察が必要になります。また、手術の方法により期間が延びる場合があります。(増骨手術、サイナス2回法 等)

インプラントは一生持ちますか?

インプラント自体は長期的に安定した状態に保つことが出来ますが、周囲の骨や歯肉の炎症が起こることは天然歯と全く変わりありません。そのためインプラント自体に問題がなくても重度歯周病になってしまった場合は抜かなければならないことがあります。

そうならないためにも毎日のハブラシ(OBETの使用)や定期検診がとても重要です。咬合の確認も重要です。また、インプラントの上に取り付けた人工歯は構造上ある程度の寿命があるので調整、補修、作り替えが必要な場合もあります。

何歳まで適応ですか?また、病気があっても大丈夫ですか?

年齢で言うと16歳〜75歳 (※目安)ですが、当医院では80歳代の方でも問題がなければ行っています。

また、アレルギーの有無、高血圧・低血圧、脳疾患、心疾患、免疫疾患、糖尿病、骨粗鬆症、先天性疾患、合併症がある場合は薬剤等でコントロールされていれば問題ありません。(糖尿病や骨粗鬆症は数値が高い場合、骨が壊死するため行えないことがあります。)

また、内科などからの処方薬によっても一時的に薬を止めたり違う薬に変えることで手術を行うことが可能な場合もありますが、今では通常に服用していても安定していれば行えます。

そのため、患者さんが通院している病院の先生(担当)と相談、確認をし、連携を取っていくことが大切です。

上顎と下顎でスクリューを入れる手術後、次の治療への間隔が違うのはなぜですか?

上顎は海面骨といって、多孔性の軽石のような状態で、下に比べるとかなり柔らかいです。そのため期間が少し長いです。下顎は緻密骨といって密度の高い骨で骨がインプラントのスクリューの間に隙間なく入り込み機械的に結合しやすいので(インテグレーション)上顎より期間が短いです。

インプラント治療の前にCTを撮る必要とは?

CTを撮影することで、上顎・下顎の骨の3次元的構造、骨の内部にある神経や血管の走行、更にインプラント埋入予定部位の周囲の組織の影響が明らかになります。すべての症例にCT撮影が必須であるとは言えません。しかし、CTを撮影することで顎の3次元的な解析が可能なため、より安全で確実なインプラント治療に繋がります。

経過観察のためにX線写真を撮るのはなぜですか?

X線写真を撮った際にねじ山がはっきりと見えるのはだめ。ぼやっと境界線が不明瞭になってくるとインテグレーションしているという事を確認するためです。インテグレーションというのは、骨がインプラントのスクリューの間に隙間なく入り込んで機械的に結合することを言いますが、それを確認するためです。

インプラント手術中、後の痛み、腫れは?

インプラント埋入手術の際には麻酔を使用します。手術中も歯科医、衛生士が痛み等の確認をしながら行うので痛みを感じることはほぼありません。しかし麻酔効果は一定時間しか持続しませんので手術後には痛み止めを服用して頂きます。

術後の痛みは症例によって異なりますし、痛みの感じ方の個人差もありますが、痛み止めを数回服用する程度で収まります。

また、インプラント埋入手術後は腫れます。腫れの状態は埋入部位によって異なりますが腫れは次第に引きます。また、まれに内出血が起きて顔の一部が紫色になる事がありますが徐々に無くなります。

手入れは大変じゃありませんか?

OBETを使用したブラッシングを1日3回以上と定期検診はとても重要です。インプラントは虫歯にはなりませんが歯周病にはなります。そのため患者さん自身のケアと私達プロのケアがとても大切です。そのことが出来ているか出来ていないかでインプラントの寿命も変わってきます。

金額が医院によって違うのはなぜ?

メーカーや補綴物、手術方法によってインプラント1本の価格、料金も変わってきます。また、インプラントは自由診療であるため歯科医院によって異なります。

手術ははどのくらい時間がかかりますか?

15分〜2時間程。手術の方法などによって時間は異なります。

保証は?

太田歯科医院では3年間です。

金属アレルギーは大丈夫ですか?

インプラントはチタン製です。チタンに対するアレルギーの割合は2,000人に1人です。チタンは骨との融合が高いです。もし心配でしたらパッチテストをお勧めします。

インプラント治療後のMRIやCTへの影響は?

チタンあるいはチタン合金のインプラントを用いてインプラント治療を受けた場合、そのインプラントがMRIによる画像診断に影響を及ぼす事はありません。

ですが、CTは磁気を使用していないので金属(ペースメーカー等)使用者にも使用は可能です。しかし、画像診断で、金属部分が診断しにくくなることはあります。

MRIは磁気と電波を利用して撮影するため、体内に金属が入っている人には使用できません。

インプラントはチタン、或いはチタン合金を使用している場合、影響を及ぼす事は通常はありませんが、インプラント体がしっかり骨と結合して(インテグレーション)していない場合、磁気が反応して影響を及ぼす事があります。(上部に磁石が着いたものは影響があります。→入れ歯の磁性アタッチメント)

光機能化インプラントとは?

太田歯科ではより安心・安全を考え光機能化を導入しています。

インプラントに使用されているチタンという材料は、工場で作られてから時間が経つことによって、インプラントの周りに骨を作る能力が低下していくことが発見されました。そういった性能格差をなくし、性能が低下しているインプラントを工場で作られた新鮮な状態に戻すことが出来るのが光機能化です。使用する直前に特殊な光を当てることにより、表面の骨を作る能力を最高な状態にする事が出来ます。

→ 光機能化インプラントについてはこちら

治療の流れ

治療内容や不明点等、お気軽にお問合せ下さい。お待ちしております。

インプラントをする場合の判断基準、他院との考えの違い

根本的な考え方として、当院では抜かずに活かすことを前提に診療します

他の歯科医院にて、『歯が駄目になったから抜いてインプラントを埋める』と提案された場合でも、当院でセカンドオピニョンにて診察の結果、インプラントをせずに、その歯を活かすというケースは多々あります

健康な部分にインプラントを埋めて成功する確率は非常に高いのですが、それとは裏腹に活かせるかもしてない歯を抜いているということも言えます。当院ではそういったことは決して行いません。

当院がインプラントをおススメするときの判断基準ですが、

  • 自然な歯を自然な状態に残せない場合
  • つまり、歯を抜かなければならない時に、歯を抜いてしまったら、他の歯を削ったり、負担が掛かってしまう

その場合には、抜かなければならない歯以外の歯にも悪い影響を与えてしまいます。

このように

他の歯に悪い影響を与えないため=他の歯を守るために当院ではインプラントをおすすめします。

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