オートクレーブをかけないという事は相当危険なのか?

実はそんな事はありません。昔は煮沸消毒といって、器具を数十分煮詰めて消毒をしていました。また、その他に現在でも使用していますが紫外線で滅菌もします。ナーバスになる今の世の中、一番確実だと思われるのがやはり薬液による消毒・滅菌であると思います。医科では感染性の高い、かつオートクレーブなどの高圧蒸気で滅菌する事が出来ないものが多数存在します。以下役に立つ薬の情報〜専門薬学から抜粋させていただいた、薬液による消毒・滅菌です。

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この票だけを見て何が何だか解らないかもしれませんが、通常、私たちが使用している薬剤はグルタラール製剤です。これをしっかり使用する事によってかなりの問題をも解決出来ますが

あるお医者さんはこのように述べています。「揮発性が強く, 室内環境を悪化させるなどの理由により, 最近では使用されなくなってきています。その代替品として登場したのがフタラール製剤 (ディスオーパ) です。フタラール製剤はアミノ酸と反応して暗緑黒の発色をおこします。そのため残留したフタラール製剤が舌, 咽頭に同じような発色反応を起こす危険性があり, 場合によっては粘膜損傷の危険性も考えられます。そのため, フタラール製剤の使用に関しては, 薬剤残留を防ぐために浸漬後, 十分に水洗いすることが重要です。殺菌効果としては, グルタラール, フタラール, 過酢酸は同レベルと考えていいのではないでしょうか。使用する状況に応じて使い分けてかまわないと思います。」

私たちの歯科医院ではやはり状況に応じて使い分けをしています。