私個人としてはどちらでもないと思っています。そもそも認定をする歯科医が誰なのか、どう選出されたのか考えてみると一般開業医から発生したインプラントは認定する歯科医が何をどうやって研究したのかという事も疑問ですし、かなり後発の大学での研究もまだまだだと思います。認定というより安全管理の認定ならば良いかもしれませんが。

とある大学で「最近では初診で来る患者の5人に1人は他院トラブル。一番悲惨なのは神経損傷です。完全に切れたら今の技術では回復は難しい」と言います。

確かに完全に切れたらという前提ですが、インプラントで完全に切れるということは相当無理をするか、故意にやったとしか思えません。

かなり前の話ですが、この大学でもインプラントのトラブルを起こしています。ネットでその論争もやりとりがありましたね。開業医がインプラントをやることはそれなりの責任を持ってやるわけですから、後ろ盾もなにもありません。大学の場合、トラブルを起こすと大学が責任を持ち、当の本人は大学をやめ、どこかに隠れてしまいます。

確かに神経損傷ということもあります。下顎の臼歯に深くインプラントを埋入したり触ってしまったりすると下唇が麻痺したようになります。これは外科的矯正治療を行う場合、なんかはかなり高確率で起こります。まず一人一人の歯科医が安全に対してどう理解しているかということも重要です。簡単にいうと抜かなくて良い歯を抜いてインプラントにするのならかなり安全ですが、そんな場所にインプラントは必要無いですから100%安全と言うことはあり得ません。ただ安全、安心をどこまで追求できるか、追求するかシビアに考えられるかという事が重要なのではないでしょうか。