インプラントをやる歯医者の「６割」はトラブルを抱えている！（ＰＡＲＴ３）

インプラントに関わる問題

「診療報酬の抑制で経営難にあえぐ歯科医にとって、インプラントは“救世主”の様な存在。」

この雑誌に書いてあるトラブルは後ほど書くことにして、実際、問題が多いのは抜かなくて良い歯を抜いてインプラントをしたり、歯周病の手術をしたりということなのです。この雑誌でいう“救世主”とは単にお金になると考えている歯医者は少なくないでしょう。

抜かなくて良い歯を抜いてインプラントにするのは実はとても単純で、成功率はかなり高いものになります。簡単に言うと抜かなくて良い歯だからインプラントもより成功率が高くなると捉えても過言ではありません。また、歯周病の手術も同じ事が言えます。

以下の写真を観てください。治療前、歯の動揺があり、確かに抜くか抜かないかという判断をする事があると思います。この患者さんは抜いてインプラントを奨められました。しかし、通常、この程度ですときちんとした治療を施すことによって、インプラントになる事はありません。現在では同様がとまり、通常の歯と全く変わらず咬む事が出来ています。このように早く歯を抜いてしまう。残る可能性を否定してしまえば何となくインプラントにする流れになります。それだと証拠隠滅。都会ではそんな症例も少なくないのではないかと思います。