「小さなむし歯ですから、レジンで治療しましょう」患者に声をかけると、歯科医はスティックから半透明のペーストを押し出した。いま最も歯に優しいと言われている、コンポジットレジン(以下レジン)である。前出の田上時順次博士のグループが中心となって開発したプラスチック系の素材だ。(文書引用)

 

このグループが開発したのではなく、改良ですね。実際は1962年に米国のR.L.Bowenが開発しました。しかし、実際はまだ使えるようなものではなかったようです。その後1964年に3Mという会社が製品化しています。田上先生はこれらの改良にとてもご尽力された方ではあります。しかし開発ではありませんね。(細かいようですが)

 

コンポジットレジン(以下CR)は、むし歯を除去した後にペースト状のCRを詰めて、特殊な光を10秒ほど当てる。

これも懐かしい話になりますが、私が学生の頃、この光は可視光線で30秒から1分ほど当てていました。それでも何となくしっかり固まる気がしないもので、しかも大きな器械で持ち運びがとても面倒でした。今はハンディタイプのもので3秒から5秒で固まります。僅か30年程で時代は大きく変わりましたね。

 

【ひとこと】

針小棒大

なんだかな〜