口中の「水銀」リスク

今年四月から保険適用を外れた材料が“第二の銀歯”ともいわれている「アマルガム」。

成分に水銀が含まれている金属です。

私達の歯科医院ではもう20年以上前より使用はしておりませんが、未だにお口の中に詰め物として装着されている方が多いのも事実です。

これは保険適用の際、コンポジットレジン(プラスチックの歯)と同じ点数で、材料費がとても安く、利益が上がるものでした。それに比べコンポジットレジンは材料費も高く、利益がそれほど出ないため歯科にとってとても良いものでした。私達の歯科医院では水銀を口の中に入れることは問題であると使用しませんでした。当時、微量であるから問題ないとされていましたが、10年前に週刊誌で金属アレルギー、倦怠感、頭痛、肩こり、記憶障害などが発現すると因果関係は立証されていませんが、世界各国で使用の中止をされてきましたが日本は今年四月にようやく保険適用から外されました。

外されたのには何か理由があるのでしょう。

いずれにせよ安心・安全を考えた上での事だと信じたいですね。