とてもうらやましい話ですが・・・。

 

歯周病治療が専門である前出の○○准教授によると、成人の8割以上が歯周病にかかっている。「日本人の場合、55歳から歯周病の危険水域です。肺炎で亡くなる高齢者は多いですが、歯周病と同じバクテリアが肺の中で見つかっています。歯周病は命を左右する病といっても過言ではありません」

悪化すると出血や口臭、歯茎に膿が溜まり、歯がすべて抜けてしまうこともあり得るという。

 

現在高齢者の義歯は歯医者が抜くことで義歯になっています。自然に抜けて入れ歯になる事は殆どありません。ということは悪化すると出血、口臭、歯茎に膿が溜まり、歯がすべて抜けてしまう・・・抜けるまで放置する人はそれほどいませんね。その前に痛みが出たり腫れたりして歯医者にかかることが殆どです。歯周病になって歯を抜くという結論になるのです。

確かに、歯周病と同じバクテリアは肺だけに止まらず、血管の中に入り血管を詰まらせる原因にもなりますから命を左右することもないとは言えません。

特に高齢者の誤嚥性肺炎は医科だけの問題ではなく、歯科もその原因の一助を担っていることも事実です。勿論誤嚥性肺炎の殆どが歯科的な問題かと問われればそれほど多いものではありませんが。

成人の8割以上が歯周病にかかっているというのをどう解釈するかということにもなりますよね。歯科にかかっている人が8割、全員歯科にかかっていると考えれば歯周病を歯科医が治していないということになります。(笑)

歯周病の原因、治療法はそれぞれありますが、正しい治療を行うと80歳でも十分に歯を残す事はできます。なぜ55歳からというと・・・詳しくは当医院まで(笑