あなたは北九州市が

むし歯の保有率が政令市で

日本全国でワーストになったことを

知っていますか?

 

実際は減少傾向は続いていますが

全国を上回っている状況が続いていて

むし歯ゼロの割合も

最下位が続いているのです。

 

市教育委員会は何もしなかったわけではなく

学校保健安全法に基づいた定期歯科検診や

生活保護世帯への医療費助成等を

積極的に行ってきました。

 

また、独自に「小学2,3年の希望者を対象に

“ フッ化物 ” などの

むし歯予防に積極的に

取り組んで来たのですね。

 

しかし、

その効果も空しく

成果に結びつくものに

ならなかったのです。

 

市教育委員会のコメントに

「 “ フッ化物 ”塗布などせずとも、

むし歯ゼロの割合が高い指定市もある」

といっています。

 

もうこの時点で「フッ素の効果はない」と

市教育委員会も宣言しているのと

同じですよね。(笑)

 

もちろん新型コロナウイルスの

感染予防のために給食後の

歯みがきやうがいを行わなかった事も

一因あります。

 

ですが、

全国的にもむし歯保有率が

減ってきているわけですから

コロナだけのせいだとはいいきれませんよね。

 

だとすると何が原因なんなのか?

 

市教育委員会の担当者は

「歯みがきの習慣なのか、

食べるものなのか 食べる時間なのか」と

困惑している状況にあります。

 

危機感を持った市教育委員会では

保護者と歯科医師などで

意識を共有すべき懇話会を開き、

その中で家庭での生活習慣などが

指摘されたといいます。

 

「フッ素=むし歯にならない」という意識と

「フッ素を塗ったからもう大丈夫」

という意識 フッ素の危険性を知っている人なら

何か他の方法でむし歯予防をすることを

考えます。

 

それだけでも口腔内の意識は高くなり

むし歯の発生率も減ってくるのです。

 

一つ言えることは体質や特別な菌を

北九州市の若年者だけが

持っているわけではないということです。

 

一番のキーポイントは 「コミュニケーション」で

家族、友人そして周りのひととの

ふれ合いが大切になります。

 

日頃どれだけの時間、どれほど濃厚に

人とのコミュニケーションを取っているのか

食事の場面をとっても 孤食をしていないか、

時間を決めているか バランス良く食事をとっているか

そして、食後の歯みがきは いつやるのか。

 

これだけ考えるだけでも 十分むし歯は減らせます。

 

ただ、大切なのは

どれだけ家族を気にかけているかという

コミュニケーションを取ることが

もっともむし歯予防に有効なのです。

 

現に、私の学校の歯科検診でも

家庭が乱れていると

むし歯の数も極端に多くなっています。

 

そしてもう一つ 「フッ素=むし歯にならない」

という意識と

「フッ素を塗ったからもう大丈夫」という意識

この言葉に振り回されないことですね。