今、都会では私たち歯科医がびっくりするような衝撃的なことがおこっているんです。 大学に紹介する患者さんは通常、一般的に治療困難な場合やがんや先天性疾患などの難しい病気を紹介します。 しかし、今は保険点数が低く、面倒な治療を大学に紹介する歯科医院があるようです。 例えば歯の根の治療は非常に面倒な治療なのですが、それ以上に歯を残すためには絶対必要な治療なのです。 ところがこの治療は面倒な割に保険点数が異常に低く、殆どが時給100円以下になってしまいます。 その無駄を省くために大学にその治療を依頼し、その治療が終わった保険点数が高い上物(例えば銀歯や白い歯のかぶせ物)だけを元の歯科医院でやるといういわば医療ではなく、患者さんは単なる品物状態で扱っているところもあるようです。 たしかに、商売とすれば赤字部門を大学にやらせて黒字になるところは自分の歯科医院でやれば無駄は省けます。 ただ、医療人としての自覚と理性さえなければそれはそれでいいのですが。。。 あなたはどう思いますか?