インターネットや電話で他の歯科医に相談したり、本を読んで講習会に行って、自分でもできるかも知れないとなれば、難しい事にトライする。だから講習を受けただけでインプラントに挑戦する歯科医を、避難する気になれません。私自身は様々なリスク等を考えて、インプラントは止めました」

 

医療にリスクは必ず伴います。また、人それぞれ違います。ごく一般的な状態、状況はなかなか合うことはありません。インプラントに限らず、根管治療、歯周病、そして噛み合わせの治療も大学で受けたものの数%位しかその通りになるものはないですから、色んな所へ出ていって学ばなければなりません。

リスクがなくて無難な治療は基本的に抜歯して入れ歯かブリッジにすることでしょうね。

保健診療通り行えば文句を言われても「保健診療通り」という逃げが歯科医療にはあります。

しかし、自由診療になればその歯科医院が全て責任を持たなくてはなりません。

儲かる、儲からないではなく、歯科医院がどのくらい患者さんと真剣に向き合うかということが重要なのがインプラントです。インプラントをやる、やらないよりも歯を残すために何をしなくてはいけないか、全身の健康のために何が必要かを考える事が先ですよね。