「日本の保険制度は、削って詰めないと保険点数が請求できません。だから小さなむし歯でも、歯科医はすぐに削る傾向にあったし、痛む歯以外も診断して、“あちこちむし歯だから治療しましょう”と削っていました。」

こりゃ本当ですか?

しかも世界的に名を知られるっていう歯医者さん。この方の名前は日本では聞きますが、世界的には・・・って(笑)米国の友人もフィリピンの歯科医も聞いた事がないって言うし。

大体、削って詰めないと保険点数が請求できないって言いますけど削ったあとそのままにする事が問題ですし、痛む歯以外でも診断して削って・・・って (-_-#)

 

出来るだけ削らない、神経を取らない。

歯は痛んだら神経をとらなくてはならない事ぐらい新入歯科大生だって分かりますよ。勿論、削る事が良いのかそれとも経過を観ることが良いのか判断するのは私達です。その為に診断しなくてはならないはずですね。むし歯を痛むまで放置して神経を取ることの方がよほどリスクが高いですし、歯を失う可能性を高くしますよね。

歯が痛む場合、しみる程度ですとC2ですが、痛みはC3。抜髄(神経をとること)神経を取ることは歯質も弱くなります。ですからその前にむし歯を除去することが大切になるんですね。

予防歯科専門でやっている歯医者さんでもむし歯にならないように努力しますが、何も処置をせずC2を進まないようにする事は出来ません。(ホームページ虫歯治療を参照してください。)

ですからむし歯の治療は進行を止めることが出来ても元の歯に戻す事はできません。まして抜髄は元に戻らないどころか歯に大きなダメージを与えるのです。

 

【ひとこと】

覆水盆に返らず

なんだかな〜