あなたは “ ホスピタリティ ” という

言葉の意味を知っていますか?

 

日常で時折耳にする言葉なのですが

意外と3割の人が

誤解しているようです。

 

“ ホスピタリティ ” とは 英語が語源で、

「心がこもったおもてなし」

「歓待の精神」という意味で

3割の人が誤解している意味は

“ 癒やし ” だと思っているようです。

 

ここ何年かでサービス業や

医療・福祉の現場において

よく遣われる言葉で、

単にサービスしたり仕事をするのではなく

相手に心を込めて尽くすことを指します。

 

でも、私は歯科医療において

この “ ホスピタリティ ” と言う言葉に

違和感を感じてしまうのです。

 

確かにサービス業の1つではありますが

最近は過剰な接待の割に 内容がなく、

歯科のレベルが

医療の域を限りなく低くしているように

思えてなりません。

 

その一つに「患者様」という言葉で

今から10年くらい前

歯科医療コンサルタントが言い始めた

言葉なのです。

 

その後、

医科大学でも「患者様」という言葉を

使っていたのですが

今は歯科業界だけが使って

医科では使わないところが多いようです。

 

私は常々患者さんの目線と医者の目線が

同じでなくてはならないと思っています。

 

それは、病気や予防という共通の目的に対して

健康になろうとする患者の立場と

健康になりために支援する医者の立場は

同等なものであると考えるからです。

 

ですので、医者側も

必要以上に威張る必要もないし

必要以上にへりくだる事もないと 思うのです。

 

確かに患者さん側の立場も

インターネットの普及で知識も

ついてきていますし、

自分から強い主張も

言える環境になってきています。

 

だからこそ大切なのは

真実を真実として伝え

誠実に対応し、互いに信頼関係を作って

目的=健康を達成することなのです。

 

“ ホスピタリティ ” は医療現場では

安心な治療、安全な環境、本質を

しっかりと作って行くことです。

 

そして、私たちはさらにスタッフ全員で

歯科医療の限界に 挑戦しようと思っています。