先日、ネットニュースで “ 親知らず ” についての

記事を見つけました。

 

“ 親知らず ” とは上下左右の顎に

一番奥に生える

前歯から数えて8番目の歯です。

 

名前の由来は永久歯の7番目までが

全部生え揃うのは大体12歳で

「昔は元服を過ぎてから生える」

つまり 大人になってから生える歯は

唯一8番目の歯なのです。

 

大人になってから生える

「親が知らない内に生える歯」ということで

“ 親知らず ” というようになった

という説があります。

 

しかし、 “ 親知らず ” は

まともに生えてくることは

非常に稀でスペースがなくて

埋まっていたり、横に生えたり、

形がいびつだったりいろいろなのです。

 

何故そうなったのかは 専門家に言わせると

大昔の段階で

「食事の内容が徐々に変わっていたからだ」

と言っています。

 

固いものを噛みちぎる必要があった時代から

少しずつ調理技術が発達して

軟らかいものを食べるようになったため、

「顎がそこまで発達する必要がなくなった」

と言うのです。

 

いわゆる人間の顎の退化説です。

 

しかし、原始時代でもクロマニョン人に

“ 親知らず ” が

横に生えたり埋まっていたり等の

変化はあったそうです。

 

日本でも弥生時代にも

“ 親知らず ” が横に生えたり

埋まっていたり、歯がなかったりすることも

珍しくなかったと言います。

 

そしてある研究者によると

現代人とその頃の人と比べて

顎の大きさは変わらないようなのです。

 

と言う事は

軟らかいものを食べるようになったため、

顎が退化した説は

誤った情報だと言えそうです。

顎の退化はなくても

成長とは大きく関係があります。

 

これは遺伝的なものではなく

環境的な原因で簡単にいうと

成長が抑制されることによって

“ 親知らず ” 限らず歯並びが悪くなったり、

生えきらなくなったりするのです。

 

なので、私の考えはこの退化説ではない

別の考え方があるのですが

機会があったらそのときにお話します(^-^)

 

退化であろうと何だろうと

斜めに生えたり埋まったりむし歯になったり

手前の歯に悪さをしたりいうことの

事実はあるのです。

 

そういう場合は親知らずの抜歯を含め

治療をしなければなりませんよね。

 

たかが歯されど歯と

思うところもあるかもしれませんが

痛んでからでは手遅れになるかもしれません。

 

明日、11月8日は良い歯の日です。

 

これを機会に定期検診をしてみるのも

良いかと思いますよ。