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【岡谷市】風邪や副鼻腔炎で上の奥歯が痛いのはなぜ?

2026.11.06

朝晩の冷え込みが強くなり、風邪をひく方が増えるこの時期、「鼻が詰まっているうちに、上の奥歯がズキズキしてきた」「風邪は治りかけなのに、頬の奥から歯にかけて重い痛みが続く」というご相談が寄せられます。虫歯なのか、副鼻腔炎なのか、歯医者と耳鼻咽喉科のどちらに行けばよいのか分からず、様子を見てしまう方も少なくありません。

実は、上の奥歯の痛みは、歯そのものの病気だけでなく、鼻の奥にある副鼻腔の炎症から起こることがあります。反対に、歯の根の病気が原因で副鼻腔に炎症が起こることもあり、痛みの感じ方だけで原因を言い当てるのは、診療の現場でも簡単ではありません。

これまで診療してきた中でも、風邪や鼻づまりのあとに「虫歯かもしれない」と来院される方がいらっしゃいます。調べてみると歯に原因が見つかる場合もあれば、歯には大きな異常がなく、耳鼻咽喉科での診察をおすすめする場合もあります。どちらの可能性もあることが、この症状の難しいところです。

この記事では、岡谷市の太田歯科医院が、上の奥歯と副鼻腔の位置関係、歯が痛む仕組み、虫歯との見分け方の目安、歯が原因で起こる副鼻腔炎、耳鼻咽喉科と歯科のどちらに先に行くか、急ぐサイン、ご自宅での過ごし方を順に整理してお伝えします。

風邪や副鼻腔炎で上の奥歯が痛むのはなぜ?上顎洞との位置関係

風邪や副鼻腔炎で上の奥歯が痛むのはなぜ?上顎洞との位置関係

上の奥歯の根の先は、頬の奥にある副鼻腔の一つ「上顎洞」のすぐそばにあります。そのため、風邪などで上顎洞に炎症が起こると、歯に異常がなくても上の奥歯が痛むように感じることがあります。

副鼻腔と上顎洞とは

副鼻腔とは、鼻の周りの骨の中にある空洞で、鼻の穴とつながっている空間のことです。日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会は、一般向けの解説で、副鼻腔を上顎洞・篩骨洞・前頭洞・蝶形骨洞の4つの空間として紹介しています。これらの空間に炎症が起きた状態が副鼻腔炎で、以前は「蓄膿症」とも呼ばれていました。

このうち上顎洞とは、頬の骨の内側にある副鼻腔のことです。上顎洞の底にあたる部分は、上の奥歯の根の先のすぐ上に位置しています。

上の奥歯の根と上顎洞の位置関係

上の奥歯の根の先端は、上顎洞の底と近い位置にあります。歯の根と上顎洞のあいだには骨がありますが、その厚みや距離には個人差があります。歯科のレントゲン写真では、上の奥歯の根の先と上顎洞の底が近接して、あるいは重なって写ることがあります。

下の奥歯にはこうした位置関係がありません。風邪や鼻の不調のときに痛むと感じやすいのが、上の奥歯であるのは、このためです。

風邪から副鼻腔炎に進む流れ

日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会は、かぜを、主にウイルス感染によって上気道に起こる急性の炎症の総称と説明しています。多くは自然に治りますが、こじれると急性副鼻腔炎や急性中耳炎などの合併症を起こすことがあるとされています。日本鼻科学会の急性鼻副鼻腔炎診療ガイドラインでも、成人の急性の副鼻腔炎は、上気道のウイルス感染に続いて、細菌が鼻から入って感染することで起こると整理されています。

急性鼻副鼻腔炎とは、急に発症し、発症から4週間以内の鼻と副鼻腔の感染症のことです。同ガイドラインでは、鼻づまりや鼻水、のどに鼻水が落ちる後鼻漏、咳といった症状に加えて、頭痛、頬の痛み、顔の圧迫感などを伴う病気と定義されています。

副鼻腔の炎症が「歯の痛み」に感じられる理由

副鼻腔炎になると、上顎洞の内側の粘膜が腫れ、鼻水や分泌物がたまって、内側から圧がかかります。上の奥歯に分布する神経は上顎洞の壁のすぐ近くを通っているため、その刺激が頬の重さだけでなく、歯の痛みとして感じ取られることがあると考えられています。

ただし、副鼻腔炎のすべての方に歯の痛みが出るわけではありません。日本鼻科学会のガイドラインでは、上顎の歯の痛みは急性の副鼻腔炎を診断するときの手がかりとして触れられていますが、現れる頻度は高いとは限らないとされています。歯の痛みがなくても副鼻腔炎は起こりますし、歯が痛むからといって副鼻腔炎とは限りません。

虫歯・歯の根の炎症と副鼻腔炎の見分け方|痛みの出方の目安

虫歯・歯の根の炎症と副鼻腔炎の見分け方|痛みの出方の目安

痛む歯の数、きっかけ、鼻の症状、噛んだときの痛みなどを組み合わせると、原因の見当はある程度つきます。ただし、あくまで目安であり、歯の病気と副鼻腔炎が同時に起きていることもあるため、自己判断で決めないことが大切です。

副鼻腔炎のときに多い痛み方

日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会は、急性の副鼻腔炎の症状として、鼻づまり、粘り気のある臭いのある鼻汁、頬・鼻の周り・額の痛み、顔やまぶたの腫れ、発熱を挙げています。こうした鼻や顔の症状に加えて上の奥歯が痛む場合は、副鼻腔炎が関わっている可能性があります。

診療の現場では、上の奥歯の痛みで来院される方のお話を伺うと、次のような特徴が語られることが多く、副鼻腔炎を疑うきっかけになります。

  • 痛む場所が特定の1本に絞れず、上の奥歯のあたり全体がうずく、重い
  • 頬の奥や目の下にも、押されるような重さを感じる
  • 鼻づまりや黄色っぽい鼻水、のどに落ちる鼻水など、鼻の症状がある
  • 風邪をひいたあとや、鼻の調子が悪くなったあとから痛みが始まった
  • 頭を下げたり前かがみになったりすると、痛みが響くことがある

虫歯や歯の根の炎症のときに多い痛み方

一方、虫歯や歯の根の先の炎症など、歯そのものに原因がある場合は、次のような特徴が出やすいとされています。

  • 痛む歯が1本に絞られ、そこを噛んだり指で触れたりすると痛い
  • 冷たいものや熱いものがしみる、あるいは何もしなくてもズキズキと脈打つように痛む
  • 歯ぐきが腫れている、白いできものがある、歯が浮いたような感じがする

虫歯がどこまで進むとどのような痛みが出るのかは、大人の虫歯はどこまで進むと痛くなるのかをまとめた記事で整理していますので、あわせてご覧ください。

見分けの目安を表で整理すると

観点副鼻腔炎が関わっていることが多い歯に原因があることが多い
痛む歯上の奥歯が数本まとめて痛む1本に絞られる
きっかけ風邪や鼻の不調のあとから大きな虫歯や被せ物の不具合など
鼻の症状鼻づまり、黄色っぽい鼻水など目立たない
噛んだとき特定の歯を噛んでも変わらない噛むと痛い歯がある
冷たいもの・熱いものしみる歯が決まらない特定の歯がしみる
歯ぐき腫れは目立たない腫れや白いできものがある

この表はあくまで目安であり、診断ではありません。副鼻腔炎と歯の炎症が同時に起きていたり、歯が原因で副鼻腔炎になっていたりすることもあり、歯科や耳鼻咽喉科で調べないと分からない場合が少なくありません。

奥歯の痛みには、ほかの原因もあります

上の奥歯が痛む原因は、虫歯、歯の根の炎症、副鼻腔炎のほかにも、歯ぐきの炎症、歯ぎしりや食いしばり、顎の筋肉や関節の疲れなどがあります。朝起きたときに奥歯や頬がだるい、口を開けると顎が鳴るという場合は、顎の関節や筋肉への負担が関わっていることもあります。顎の症状については、顎が鳴る・痛い・開きにくいときの顎関節症と噛み合わせを解説した記事で詳しくご紹介しています。

歯が原因で副鼻腔炎が起こる「歯性上顎洞炎」とは

歯が原因で副鼻腔炎が起こる「歯性上顎洞炎」とは

副鼻腔炎の中には、風邪ではなく歯の病気が原因で起こるものがあり、「歯性上顎洞炎」と呼ばれます。風邪による副鼻腔炎と症状が似ているため、歯科と耳鼻咽喉科の両方の目で確かめることが大切です。

歯性上顎洞炎とは

歯性上顎洞炎とは、虫歯や歯周病など歯の病気が原因で、上顎洞に炎症が起こった状態のことです。医療情報サイトのメディカルノートでは、副鼻腔炎と似た症状が出る病気として説明されており、頬の痛み、悪臭を伴う鼻汁、鼻づまり、歯の痛みなどがみられ、左右どちらか一方に症状が出ることが多いとされています。歯科治療のあとに発症することもあります。

日本鼻科学会の急性鼻副鼻腔炎診療ガイドラインでも、成人の急性の副鼻腔炎を診るときには、虫歯や歯周病による歯性上顎洞炎との区別が必要で、歯痛の有無や歯科治療の既往、発症のきっかけを聞き取るとされています。この区別は、歯科だけでなく耳鼻咽喉科の診察でも重視されています。

原因になりやすい歯と病気

歯性上顎洞炎の原因として多いのは、上の奥歯の深い虫歯から、歯の根の先に炎症が及んだ状態です。上の奥歯の根の先は上顎洞のすぐ近くにあるため、根の先の炎症が上顎洞に波及することがあります。

そのほかにも、歯周病で歯ぐきや周囲の骨の炎症が進んだ場合、抜歯のあとの傷口、歯の根の治療を受けた歯、インプラントの周囲の炎症などが原因になることがあります。歯ぐきの腫れや出血が続いている方は、歯ぐきからの出血と歯周病の進行度をまとめた記事も参考にしてください。

上の奥歯にインプラントを検討する場合は、上顎洞との位置関係をレントゲンやCTなどで確認するのが一般的です。治療の流れや期間については、インプラントの流れと期間を紹介した記事をご覧ください。

歯が原因の可能性を考えたいサイン

次のような場合は、風邪による副鼻腔炎だけでなく、歯が原因の可能性も考えたいところです。

  • 症状が左右どちらか片側だけに続いている
  • 鼻水に嫌なにおいがある
  • 以前に深い虫歯の治療、歯の根の治療、抜歯、インプラントの治療を受けた上の奥歯がある
  • 風邪の症状が治まっても、頬の重さや奥歯の痛みが続いている

ただし、メディカルノートでは、歯性上顎洞炎でも歯の痛みがない場合や、無症状の場合があるとされています。痛みの有無だけでは判断できないことが、見落としやすい理由の一つです。

歯が原因の場合の治療の考え方

歯が原因の上顎洞炎では、抗菌薬などの薬による治療に加えて、原因となっている歯の治療を行うのが基本と説明されています。歯の治療としては、主に歯の根の治療を行い、状態によっては抜歯が必要になることもあります。

歯内療法とは、自分の歯をできるだけ抜かずに治療することを目的とした治療の総称のことです。日本歯内療法学会は、「歯の根の治療」や「神経を抜く」と呼ばれる治療も、この歯内療法に含まれると説明しています。どの治療が合うかは、歯と上顎洞の状態によって異なります。診査・診断のうえでご説明します。

耳鼻咽喉科と歯科はどちらが先?受診の目安と急ぐサイン

耳鼻咽喉科と歯科はどちらが先?受診の目安と急ぐサイン

鼻の症状が中心なら耳鼻咽喉科、特定の歯の痛みや歯ぐきの腫れが中心なら歯科が目安です。迷うときはどちらを先にしても構いませんが、原因が分からないまま長く様子を見ないことが大切です。

先に受診する科の目安

こんな状態先に受診する科の目安考え方
鼻づまり、黄色っぽい鼻水、顔の重さが中心で、奥歯は何となく痛い耳鼻咽喉科副鼻腔炎の診察と治療は耳鼻咽喉科の領域
1本の歯がしみる、噛むと痛い、歯ぐきが腫れている歯科歯の病気の可能性が高い
風邪が治っても、奥歯の痛みだけが続いている歯科歯の根の炎症が隠れていることがある
上の奥歯の痛みと、片側の鼻づまりや嫌なにおいの鼻水が続いている歯科と耳鼻咽喉科の両方歯性上顎洞炎の可能性があり、両方で確認したい

迷ったときの考え方

日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会は、鼻の症状、特に長引くものが気になる場合は、まず耳鼻咽喉科を受診するよう案内しています。一方、歯の痛みが強い、歯ぐきが腫れている、噛むと痛いといった症状があるときは、歯科で原因の歯がないかを確かめることが近道になります。

診療の現場では、耳鼻咽喉科で副鼻腔炎の治療を受けたあとも奥歯の痛みが残って来院される方や、歯科で歯に異常が見つからず耳鼻咽喉科を受診して、副鼻腔炎と分かる方がいらっしゃいます。大切なのは、受診した先で「別の原因も考えられる」と言われたときに、そちらにも足を運ぶことです。

早めの受診が必要な症状・急ぐサイン

副鼻腔炎の炎症が目のまわりや頭の中に広がることはまれですが、日本鼻科学会のガイドラインも、まれに眼のまわりへの合併症が起こり得ると触れています。次のような症状があるときは、歯の痛みの有無にかかわらず、早めに受診してください。

次のような症状は、早めの受診が必要です。夜間や休日で迷うときは、救急外来への相談もご検討ください。

  • 顔やまぶたが腫れている、目のまわりが赤い、痛みがある
  • 物が二重に見える、見えにくい
  • 高い熱が続く、強い頭痛がある
  • ぐったりしている、意識がぼんやりする、首が硬い
  • 頬や顎のあたりが急に大きく腫れて、口が開けにくい、飲み込みにくい

症状が長引くときの目安

日本鼻科学会は、急性鼻副鼻腔炎を発症から4週間以内のものとして定義しています。日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会も、急性期の症状が落ち着いたあとにもすっきりしない場合は、慢性化の可能性があるとしています。4週間を過ぎても鼻の症状や頬の重さが続くときは、耳鼻咽喉科で慢性化していないかを確かめてもらいましょう。奥歯の痛みが数日たっても引かない、あるいは繰り返す場合は、歯科でもご相談ください。

歯科で確認すること|診査とレントゲンで歯が原因かを調べる

歯科で確認すること|診査とレントゲンで歯が原因かを調べる

歯科では、痛みの経過を伺い、歯と歯ぐきを診査し、レントゲンなどの画像で歯の根の先や上顎洞との位置関係を確認して、歯が原因かどうかを調べます。歯に原因が見つからない場合は、耳鼻咽喉科での診察をおすすめします。

まず痛みの経過を伺います

当院では、初診のカウンセリングで、お困りの症状と経過をじっくり伺うことを大切にしています。上の奥歯の痛みについては、次のようなことを伺います。

  • いつから痛むか(風邪や鼻の症状の前後か)
  • どの歯が、どんなときに痛むか(噛んだとき、しみるとき、何もしなくても、頭を下げたとき)
  • 鼻づまり、鼻水の色やにおい、発熱の有無
  • 以前に受けた歯の治療(神経の治療、被せ物、抜歯、インプラントなど)
  • 服用中のお薬や持病

鼻の症状や風邪との前後関係は、歯科でも原因を考える大切な手がかりになります。歯とは関係がなさそうに思える情報でも、遠慮なくお伝えください。

歯と歯ぐきの診査

実際の診療では、痛みのある歯を中心に、虫歯の有無、詰め物や被せ物の状態、歯ぐきの腫れ、歯周ポケットの深さ、歯をそっとたたいたときの反応、噛み合わせの当たり方などを順に確認します。

レントゲンで歯の根の先と上顎洞を確認する

歯の根の先に炎症があるかどうか、上顎洞との位置関係がどうなっているかは、レントゲン写真で確認します。根の先に影が写っていれば、歯の根の炎症が疑われます。

レントゲンだけでは判断がつかない場合や、上顎洞の様子まで詳しく見る必要がある場合には、CTなどのより詳しい画像検査が行われることがあります。日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会も、副鼻腔炎の診断には鼻内視鏡、レントゲン、CT検査を用いると説明しています。必要に応じて、より詳しい検査ができる医療機関への受診をご案内します。

歯に原因が見つからなかったとき

当院でも、診査の結果、歯には大きな異常がなく、耳鼻咽喉科の受診をおすすめする場合があります。診査とレントゲンで歯に原因が見つからない場合は、副鼻腔炎などほかの原因が疑われます。原因がはっきりしないまま歯を削る治療を進めることは適切ではありませんので、耳鼻咽喉科での診察をおすすめします。治療が必要になった場合の内容や費用は、診査・診断のうえでご案内します。

家でできること・やってはいけないこと

家でできること・やってはいけないこと

ご自宅では、体を休めて水分をとり、鼻や痛む歯に余計な刺激を与えないことが基本です。痛みの原因がはっきりしないうちは、自己判断で強く温めたり、痛み止めだけで長く様子を見たりせず、早めに受診してください。

鼻と体を休ませる工夫

風邪や鼻づまりが関わっている場合は、次のような過ごし方が、体の負担を減らすことにつながります。

  • 睡眠を十分にとり、無理をしない
  • こまめに水分をとる
  • 部屋の空気が乾燥しすぎないようにする
  • 鼻は強くかまず、片方ずつやさしくかむ

痛む歯を刺激しない工夫

痛むほうの歯で硬いものを噛むのは避け、熱すぎる飲み物や冷たすぎる飲み物も控えめにしましょう。歯みがきは、痛い部分を避けて放置するのではなく、やわらかい歯ブラシでやさしく行い、口の中を清潔に保つことが大切です。

入浴や飲酒、激しい運動など、血行がよくなる行動のあとに痛みが強く出る方もいます。痛みがあるときは、血行をよくする行動を控えめにするほうが安心です。

市販の痛み止めの使い方

市販の痛み止めは、用法・用量を守って使います。持病がある方や、ほかのお薬を飲んでいる方は、薬剤師に飲み合わせを確認してください。痛み止めで痛みが一時的に引いても、原因がなくなったわけではありません。

やってはいけないこと

痛みを早く何とかしたいときほど、つい自己流の対応をしてしまいがちです。次のような対応は、かえって症状を長引かせたり、原因の発見を遅らせたりすることがあります。

  • 痛む歯や頬を強く押す、自分で膿を出そうとする
  • 痛む部分を長時間強く温める、あるいは氷で冷やし続ける
  • 以前にもらった抗菌薬の飲み残しを、自己判断で飲む
  • 痛み止めを決められた量より多く飲む
  • 痛みが引いたからと、受診をやめてしまう

風邪のときの奥歯の痛みについてよくあるご質問

風邪のときの奥歯の痛みについてよくあるご質問

風邪や鼻づまりのときの奥歯の痛みについて、カウンセリングの場でよく伺うご質問をまとめました。

Q. 風邪が治れば、奥歯の痛みも自然におさまりますか?

A. 副鼻腔炎が原因の場合は、鼻の症状が落ち着くにつれて、奥歯の痛みも軽くなることがあります。ただし、歯の根の炎症など歯に原因がある場合は、風邪が治っても痛みが続いたり、繰り返したりします。風邪の症状が落ち着いたあとも奥歯の痛みが残るときは、歯科で歯の状態を確認しておくと安心です。

Q. 歯医者さんで、副鼻腔炎かどうかは分かりますか?

A. 歯科では、歯や歯ぐきを診査し、レントゲンなどで歯が原因かどうかを確かめます。副鼻腔炎そのものの診断や治療は、耳鼻咽喉科の領域です。歯に原因が見つからず、副鼻腔炎が疑われるときは、耳鼻咽喉科での診察をおすすめします。

Q. 耳鼻咽喉科で副鼻腔炎と言われましたが、奥歯の痛みが残っています。歯科にも行くべきですか?

A. 副鼻腔炎の治療を受けても奥歯の痛みが残る場合や、片側の症状が続く場合には、歯が関わっている可能性もあります。歯性上顎洞炎は副鼻腔炎との区別が必要とされており、歯科と耳鼻咽喉科の両方で確認することが大切です。お早めにご相談ください。

Q. 原因がはっきりしないのに、歯を削ったり神経を取ったりすることはありますか?

A. 原因がはっきりしないまま歯を削る治療を進めるのは適切ではありません。まず診査とレントゲンで、痛みの原因が歯にあるのかどうかを確認します。歯に原因があると分かった場合の治療内容や費用は、診査・診断のうえでご案内します。

まとめ|岡谷市で上の奥歯の痛みが気になる方へ

まとめ|岡谷市で上の奥歯の痛みが気になる方へ

風邪や副鼻腔炎のときに上の奥歯が痛むのは、上の奥歯の根の先と上顎洞が近い位置にあるためです。一方で、歯の病気が原因で副鼻腔炎が起こることもあります。大切なポイントを整理します。

  • 上の奥歯の根の先は、副鼻腔の一つである上顎洞の底と近く、副鼻腔の炎症が歯の痛みのように感じられることがある
  • 痛む歯が1本に絞られる、噛むと痛い、歯ぐきが腫れているといった場合は、歯に原因がある可能性が高い
  • 鼻づまりや鼻水、頬の重さが中心なら耳鼻咽喉科、迷ったら歯科と耳鼻咽喉科の両方で確認する
  • 歯が原因で副鼻腔炎になる歯性上顎洞炎では、症状が片側だけに続くことが多い
  • 顔やまぶたの腫れ、目の症状、高い熱、強い頭痛があるときは、早めに医療機関を受診する

奥歯の痛みは、原因を早く確かめるほど、負担の少ない方法で対応しやすくなります。

歯の根の先の炎症は、症状が出にくいまま進むこともあります。歯の定期検診は何か月ごとに受けるとよいかをまとめた記事のように、定期的にお口の中とレントゲンで状態を確認しておくことは、思いがけない痛みの予防にもつながります。

太田歯科医院では、診査とレントゲンで歯が原因かどうかを確かめ、歯に原因がなければ耳鼻咽喉科の受診をおすすめするなど、状態に合わせた対応をご案内しています。岡谷市をはじめ、諏訪市・下諏訪町・茅野市など諏訪地域で、風邪のあとの奥歯の痛みが気になる方は、どうぞお気軽にご相談ください。

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