太田歯科医院ブログ

BLOG

  1. 岡谷市の歯医者 太田歯科医院 ホーム
  2. 太田歯科医院ブログ
  3. 【小児歯科・小児矯正をご検討の方へ】「お口ぽかん」は大丈夫?口呼吸がお子さんの歯並びや健康に与える影響とは

【小児歯科・小児矯正をご検討の方へ】「お口ぽかん」は大丈夫?口呼吸がお子さんの歯並びや健康に与える影響とは

2026.08.30

こんにちは。長野県岡谷市の太田歯科医院、歯科医師の太田大聖です。

「気が付くと、いつも子どもの口が開いている。」

「テレビを見ている時や遊んでいる時も、お口がぽかんと開いている。」

このようなお子さんを見かけることはありませんか?

「癖だから、そのうち治るかな。」

そう思われる保護者の方も多いのですが、実は**『お口ぽかん』は歯並びやお口の健康だけでなく、全身の成長にも影響を与える可能性がある**ことが分かってきています。

太田歯科医院でも、小児矯正のご相談に来られたお子さんのお口を診ていると、口呼吸が関係しているケースは少なくありません。

今回は、「お口ぽかん」の原因や影響、そしてご家庭でできる対策についてご紹介します。


「お口ぽかん」とは?

「お口ぽかん」とは、その名のとおり、何もしていない時でも口が開いている状態のことです。

本来、安静にしている時は、

  • 唇は軽く閉じている
  • 舌は上あごについている
  • 鼻で呼吸している

これが理想的なお口の状態です。

しかし、

  • 口が開いている
  • 舌が下がっている
  • 口で呼吸している

という状態が続くと、お口の環境が少しずつ変化してしまいます。


なぜ口呼吸になるのでしょうか?

口呼吸にはさまざまな原因があります。

例えば、

  • 鼻づまり(アレルギー性鼻炎など)
  • 扁桃腺やアデノイドの影響(先天的あるいは後天的)
  • 舌の筋力不足
  • 唇を閉じる力が弱い
  • お口周りの筋肉のバランス

などが考えられます。

単なる癖と思われがちですが、背景に別の原因が隠れていることもあります。


口呼吸が歯並びに与える影響

鼻呼吸では、舌は自然と上あごに触れています。

この舌の力が、実は上あごの正常な成長を支えています。

一方で口呼吸になると、舌は下がった位置にあることが多くなります。

すると、

  • 上あごが狭くなりやすい
  • 歯が並ぶスペースが不足する
  • 前歯が出やすくなる
  • ガタガタの歯並びになりやすい

など、小児矯正が必要となる原因の一つになることがあります。

もちろん口呼吸だけが原因ではありませんが、歯並びに大きく関わる重要な要素です。


お口だけではなく、全身にも影響することがあります

口呼吸は歯並びだけの問題ではありません。

例えば、

  • お口が乾燥してむし歯になりやすい
  • 歯肉炎のリスクが高くなる
  • 風邪をひきやすくなる
  • 睡眠の質が低下する
  • 集中力に影響することがある

など、お口以外への影響も報告されています。

鼻には、空気を温めたり、細菌やほこりを取り除いたりする大切な役割があります。

そのため、できるだけ鼻呼吸を身につけることが望ましいと考えられています。


ご家庭でチェックしてみましょう

次のような様子はありませんか?

  • □ 何もしていない時に口が開いている
  • □ 寝ている時に口が開いている
  • □ いびきをかくことがある
  • □ 食事中によくクチャクチャ音がする
  • □ 発音が気になることがある
  • □ 前歯が出てきたように感じる

一つでも当てはまる場合は、一度お口の状態を確認することをおすすめします。


小児矯正だけでは解決しないこともあります

歯並びだけを整えても、口呼吸や舌のクセが改善されなければ、後戻りにつながる可能性があります。

そのため太田歯科医院では、

  • 歯並び
  • 噛み合わせ
  • 呼吸
  • 舌の位置
  • お口の機能

まで含めて確認し、お子さん一人ひとりに合わせた治療をご提案しています。

「歯を並べること」がゴールではなく、「健康なお口を育てること」が大切だと考えています。


ご家庭で今日からできること

口呼吸が気になる場合は、まず生活習慣を見直してみましょう。

例えば、

  • 姿勢を意識する
  • よく噛んで食べる
  • 鼻づまりが続く場合は耳鼻科を受診する
  • 「お口閉じようね」と優しく声をかける

無理に口を閉じさせるのではなく、原因を知ったうえで対応することが大切です。


岡谷市で「お口ぽかん」が気になる方へ

「うちの子は大丈夫かな?」

そんな不安がありましたら、お気軽にご相談ください。

口呼吸や歯並びは、早めに状態を知ることで、将来の選択肢が広がることもあります。

太田歯科医院では、お子さんのお口の状態を丁寧に確認し、必要に応じて小児矯正や生活習慣の改善についても分かりやすくご説明しています。


まとめ

「お口ぽかん」は、単なる癖ではなく、お口や全身の健康に関わるサインであることがあります。

口呼吸が続くことで、歯並びや噛み合わせだけでなく、むし歯や歯周病のリスク、睡眠の質などにも影響する可能性があります。

「気になるけれど、相談するほどではないかな。」

そんな段階でも大丈夫です。

まずは現在のお口の状態を知ることが、お子さんの将来の健康につながる第一歩です。


次回予告

次回は、

「舌のクセ(舌癖)が歯並びを悪くする?知らないうちに起こるお口のトラブルとは」

について詳しくご紹介します。


執筆者紹介

太田 大聖(おおた たいせい)
太田歯科医院 歯科医師

東京歯科大学卒業。

日本小児歯科学会専門医、障害者歯科学会認定医、PERF-JAPAN認証専門医(根管治療)として、小児歯科から成人歯科まで幅広い診療に携わっています。

長野県岡谷市の**太田歯科医院(ota dental office)**では、「抜かずに治す」を理念に掲げ、できる限り歯を残す治療を大切にしています。小児矯正・成人矯正をはじめ、歯周病治療、精密根管治療、インプラントなど、お一人おひとりのお口の状態に合わせた治療をご提案しています。

このブログでは、地域の皆さまがお口の健康について正しい知識を身につけ、安心して治療を受けていただけるよう、歯科医師の立場から分かりやすく情報を発信しています。

太田歯科医院
〒394-0028 長野県岡谷市本町4-5-6
TEL:0266-22-4648
ホームページ:https://www.o-dent-sp.com/

人気のある記事

アクセス ACCESS

当院はJR中央本線「岡谷駅」から徒歩約12分、中央道岡谷JCTから車で約5分の歯医者です。