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小児矯正はいつから始める?1期治療で終わらせるために大切な「顎の発達」の考え方

2026.02.11

こんにちは。長野県岡谷市の太田歯科医院、歯科医師の太田大聖です。

「小児矯正はいつから始めるのがいいですか?」

長野県岡谷市の太田歯科医院でも、とても多いご相談です。

結論からお伝えすると、

“歯並びが悪くなってから”ではなく、
“顎の発達をコントロールできる時期”に始めることが大切です。


小児矯正の1期治療とは?

小児矯正には大きく分けて2つの段階があります。

■ 1期治療

顎の成長を利用して、永久歯が並ぶスペースをつくる治療

■ 2期治療

永久歯をワイヤーやマウスピースで整列させる治療

私たちが目指しているのは、

できるだけ1期治療で終わらせること。

つまり、抜歯や本格的なワイヤー矯正をできる限り避けることです。


小児矯正はいつから?顎を広げるベストな時期

岡谷市で小児矯正をお考えの方に知っていただきたいのは、

上下の1番・2番・6番(6歳臼歯)が生えそろう頃が重要なタイミング

ということです。

目安は小学校1〜3年生頃。

この時期は、

✔ 6歳臼歯が生え、咬み合わせの基準ができる
✔ 前歯部の骨の成長発育が著しい
✔ 顎の骨がまだ柔らかく、成長方向を是正しやすい

つまり、

“歯を並べる”のではなく、
“歯が並ぶ顎を作る”ことができる時期
なのです。

顎を広げる治療は、
成長の力を利用できるこの時期が最も効果的です。


乳歯列期でも早期治療が必要なケース【反対咬合】

ただし、すべてが様子見でいいわけではありません。

特に注意が必要なのが、

乳歯列期の反対咬合(受け口)

上顎は下顎よりも先に成長します。

そのため、

乳歯の時期に上顎の発達が不足していると、
その後の成長差で骨格性の反対咬合に進行する可能性があります。

この場合、

小学校入学前でも早めの小児矯正を検討することが大切です。

「永久歯が生えてから」では遅くなることもあります。


なぜ“様子を見る”だけでは不十分なことがあるのか?

よくあるご質問に、

「永久歯が全部生えそろってからでも大丈夫ですか?」

というものがあります。

もちろんケースによりますが、

顎の成長ピークを逃してしまうと、

・ 抜歯矯正が必要になる
・ ワイヤー矯正が必須になる
・ 外科的治療の対象になる可能性もある

といった未来につながることがあります。

だからこそ、

歯並びではなく、“顎の発達”を診ることが重要です。


1期治療で終わらせるために大切なこと

岡谷市の太田歯科医院では、

✔ 成長段階を見極めた診断
✔ 顎の拡大治療
✔ 口呼吸の改善
✔ 舌の位置指導
✔ MFT(口腔筋機能療法)

を組み合わせ、

将来的な本格矯正をできる限り回避することを目標としています。

歯並びは単なる「見た目」の問題ではありません。

呼吸・姿勢・舌の機能など、
全身の発育と密接に関わっています。


岡谷市で小児矯正をご検討の方へ

太田歯科医院では、

小児歯科専門医の視点から
「今始めるべきか」「経過観察でよいか」を丁寧に診断します。

無理に矯正をすすめることはありません。

しかし、

適切なタイミングを逃さないことは非常に重要です。

・ 前歯がガタガタしている

・ 受け口が気になる

・ 永久歯が大きくて並ぶか不安

・ 小児矯正はいつから始めるべきか知りたい

そんな方は、ぜひ一度ご相談ください。

【症例】混合歯列期の反対咬合(8歳・男児)

混合歯列期に上顎の発達不足が見られ、反対咬合を呈していたため、治療介入。
上顎の成長を促すことで、骨格性の反対咬合への進行を防ぐことができました。

■ 初診時の状態

この時期はすでに上下の1番・2番・6番が萌出しており、
顎の成長コントロールが可能な重要なタイミングでした。

反対咬合を放置すると、

・ 上顎の成長が抑制される

・ 下顎が前方に成長しやすくなる

・ 将来的に骨格性の受け口へ進行する可能性

があるため、早期の1期治療を開始しました。


■ 治療の考え方

本症例では、

「歯を動かす」のではなく、
「上顎の発達を促す」ことを目的としました。

混合歯列期はまだ骨が柔らかく、
適切なタイミングで介入することで顎の幅や前方成長をコントロールできます。

装置による上顎の拡大と、
咬合誘導を行いながら経過を観察しました。


■ 治療経過(約3年間)

・上顎の幅径の改善
・前歯部の反対咬合の解消
・上下顎の前後的バランスの改善

成長を利用しながら、無理のない矯正を行うことで、

永久歯が自然に並ぶ環境を整えることができました。


■ 治療結果

3年の経過で反対咬合は改善し、
現在は安定した咬合関係を維持しています。

現時点では、
本格的なワイヤー矯正(2期治療)の必要性は低いと判断しています。


まとめ|小児矯正の開始時期は“顎の成長”で決まる

✔ ベストタイミングは上下1・2・6番が生えそろう頃
✔ 乳歯列期の反対咬合は早期治療が重要
✔ 目標は1期治療で終わらせること

将来の抜歯矯正や大がかりな治療を避けるために、
今できることを一緒に考えていきましょう。

岡谷市で小児矯正をお考えの方は、
太田歯科医院までお気軽にご相談ください。

執筆者

太田大聖(おおた たいせい)
長野県岡谷市「太田歯科医院」

日本小児歯科学会専門医/日本障害者歯科学会認定医

小児歯科・小児矯正を専門とし、
顎の発達を重視した1期治療や反対咬合の早期治療に取り組んでいます。

岡谷市で小児矯正をご検討の方は、お気軽にご相談ください。

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