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「抜かずに治す歯科治療|岡谷市で歯をできるだけ残す治療をめざす太田歯科医院」

2025.04.22

抜かずに治す歯科治療|岡谷市で「歯を残すこと」にこだわる太田歯科医院の理念

こんにちは。岡谷市の太田歯科医院、歯科医師の太田大聖です。
このたび、当院のホームページがリニューアルいたしました!

これを機に、地域の皆さまにもっと医院の考え方や治療方針を知っていただけたらと、ブログをスタートいたします。初回のテーマは、当院の診療理念の柱でもある **「抜かずに治す」**についてです。


■ 「歯はできるだけ残したい」と思っていませんか?

日常診療の中で、患者さまからこんなご相談を受けることがあります:

「他の歯医者では抜歯と言われましたが、本当に抜かないとダメなんですか?」
「歯を抜いてインプラントにしましょう、と言われたけど不安で…」
「子どもの歯並びのために永久歯を抜くと言われました。どうしても抜かなきゃいけないのでしょうか?」

歯を抜く治療は、確かに医学的に必要なこともあります。ですが、それは最終手段だと私たちは考えています。


■ 歯を「命」と考える歯科医院でありたい

「いずれダメになる歯だから、抜いてしまいましょう」と言われたことはありませんか?
でも、それって今はまだ残っている、つまり「生きている歯」なんです。

歯も体の一部であり、1本1本に役割と命があります。
噛む、話す、見た目、食事の楽しみ…そのすべてに関わっているのが歯です。

たとえ残り数年しかもたない歯であっても、それがあることで**「今の生活の質(QOL)」が保たれる**なら、それは大きな意味を持つと私たちは考えています。


■ 抜かない治療ができる理由

もちろん、「なんでもかんでも抜かない」というわけではありません。
炎症が深く進行し、周囲の歯や全身に悪影響を及ぼす恐れがある場合などは、抜歯の判断をせざるを得ません。

しかし、他院で「抜歯しかない」と言われたケースでも、当院では保存できる可能性があることも少なくありません。

では、なぜそれが可能なのでしょうか?

その答えは、以下の3つにあります:

1、抜歯の基準が違う(残すための判断軸がある)

2、残すための技術と知識がある

3、そのための機器と環境が整っている


■ 「抜歯の基準」が医院によって違う理由

歯科医師によって診断が違うことがあります。それは経験の差だけでなく、「どこまで歯を残す努力をするか」の姿勢の違いでもあります。

例えば同じ歯を診ても、

・ 「この歯は難しいから抜いたほうがいい」

・ 「この歯は難しいけれど、なんとか残せる方法を考えたい」

というように、見立てや診療スタンスによって判断が変わることがあります。

太田歯科医院では、「なんとか残せないか?」という方向で診断・治療計画を立てます。
そのために、私たち医師自身が日々研鑽を積み、精密な診査・診断・治療を行うための機器を揃えています。


■ 歯を残すための設備と体制

◉ 3種類のレーザー機器

太田歯科医院では以下のレーザー治療器を導入し、症状や治療部位に合わせて使い分けています。

・Er:YAGレーザー(痛みが少なく、歯や骨にやさしい)

・Nd:YAGレーザー(歯周病菌の除去や組織再生)

・CO₂レーザー(止血や軟組織の処置に適している)

◉ マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)

肉眼では見えないミクロの世界まで観察しながら治療を行うことで、
歯の根の治療(根管治療)や虫歯の取り残しリスクを最小限に抑えられます。

◉ 歯科用CT(コンビームCT)

レントゲンでは見えない立体的な構造を確認でき、
「抜かずに治療ができるかどうか」の重要な判断材料になります。


■ 私自身の経験|抜歯基準の違いに驚いた東京時代

私が東京で勤務していた頃は、「この歯は難しいですね、抜きましょう」といった診断をする場面も多くありました。

しかし地元・岡谷に戻り、父(現院長)の診療に触れて衝撃を受けました。

「え?この歯を残すんですか?」
「そんな状態でも、治療できるんですか?」

――そう思った歯が、実際に何年も機能していたのです。
その光景を見て、「歯を残す治療」の価値と可能性を実感しました。


■ 「抜かないと無理」ではなく「残せないかを考える」

これは単なる技術の話ではありません。
そこには、「目の前の歯を助けたい」という気持ちがあります。

治療には手間も時間もかかるかもしれません。
それでも、「この歯は大切な命」と思う気持ちを持って診療にあたることで、患者さんの人生が変わるかもしれない――そう信じて治療を続けています。


■ まとめ:抜かずに治す、その一歩を踏み出す勇気を

「歯を抜くか迷っている」
「インプラント以外の選択肢を知りたい」
「歯をできるだけ残して治療したい」

――そんな方こそ、ぜひ一度ご相談ください。

どんな状態の歯であっても、まずは「抜かずに残す」可能性を一緒に考えることから始めませんか?

太田歯科医院は、これからも地域の皆さまの「自分の歯で過ごしたい」という願いをサポートしていきます。


📍 岡谷市で「抜かずに治す」歯科治療をお探しなら、太田歯科医院へ

日本小児歯科学会専門医 / 日本障害者歯科学会認定医
歯科医師 太田大聖(岡谷市・太田歯科医院)

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アクセス ACCESS

当院はJR中央本線「岡谷駅」から徒歩約12分、中央道岡谷JCTから車で約5分の歯医者です。